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トイレットペーパーが原因でトイレが詰まる?なぜ?

カテゴリー:トイレの水漏れについて

目次

「トイレットペーパーを使っているのに何で詰まるの?」「トイレットペーパーは水に溶けるから詰まるのはおかしい」と思うことってありますよね。 しかし、トイレットペーパーでトイレ詰まりを起こしてしまうケースは案外と多くあります。

ここでは「なぜトイレットペーパーで詰まるのか」「トイレットペーパーで詰まらせた時の対処法」「トイレットペーパーの芯は流せるのか?」などを分かりやすく解説してきます。

なぜトイレットペーパーでトイレが詰まるのか

なぜトイレットペーパーでトイレが詰まるのか

トイレを使用する際、トイレットペーパーを使っているのにトイレが詰まってしまう原因の多くは「一度の使用量が多すぎること」が考えられます。

基本的には異物が入っていない限りトイレットペーパーは水に溶けるので詰まることはありませんが、一定量を超えてしまうと排水口の直径との関係上詰まってしまいます。

トイレットペーパーの1ヵ月の使用量は一人あたり3ロール~4ロールが平均的なので、もしそれ以上使っている場合は一度の使用量を超えている可能性があります。 月に5ロール以上使用しているのであれば、少し控えるだけで節約にもなり、詰まらせることも少なくなるでしょう。

また、ダブルのトイレットペーパーの場合、半ロールほどの量を一度に流すと簡単にトイレは詰まってしまいます。(シングルのトイレットペーパーの場合は約1ロール)そうならないためにも、ウォシュレットシステムを利用することや、もしくは一度に流すのではなく2回~3回に分けて流すことをおすすめします。

加えて海外製品のトイレットペーパーを使用している場合、海外メーカーによっては水に溶けない物も存在するので、流す回数をより意識して使用する必要があります。

水流の圧力不足によるトイレ詰まり

水流の圧力不足によるトイレ詰まり

トイレの多くは大小のレバーがついていて用途によって使い分けられるよう設定されています。当然大レバーを使用すれば水流は強く、小レバーを使用すれば水流は弱くなります。 「水が流れるからどっちでもいい」ではなく、用途に応じてしっかりと意識して使用しましょう。

中にはペットボトルに水を入れ節水目的でトイレタンクの中に入れるという方もいます。 確かに節水はできますが、それによって必要な量の水が流れなくなり、トイレ詰まりの原因となります。

重度の詰まりを引き起こしてしまった場合、便器内から水が溢れ床材や壁紙(クロス)にまで水が浸透してしまう可能性もあります。 せっかく節約ができていても修繕費などで費用がかさんでしまっては元も子もないので、適切な使用方法以外の使い方は控えた方が良いでしょう。

トイレットペーパーでトイレが詰まったときの対処法

トイレットペーパーを使っているから流れるのは当たり前と思っていて、詰まってしまうと慌てますよね。 急に詰まって水位が上がってしまっても慌てずに行動することが重要です。

万が一詰まってしまった時は、何度もレバーを引いて流そうとするのは厳禁です。 床に流れ出し大腸菌などの細菌が床材に染み込んでしまいます。 また、お子様やペットがいる家庭では特に注意が必要です。

いざというときに冷静に対処できるよう、トイレが詰まってしまった時の対処方法を以下にまとめました。

詰まったトイレットペーパーはお湯で溶かして対処する

この対処方法は、お湯の温度が最重要と言えます。また、あくまで固形物、異物などが混入していないことが前提です。

  1. 便器に溜まっている水をかき出す(水を取り除いてからでないと水が溢れ出てしまう可能性があります)
  2. 最初はお湯を流し込むのではなく、バケツに水を入れ流し込む
  3. 再び水をかきだし、沸かしたお湯をバケツに注ぐ(40度~60度のお湯)
  4. お湯が冷えてしまわないうちに便器に流し込む
  5. 1時間(状況によっては30分間でも可)程度放置し、ふやけたトイレットペーパーが流れれば完了(水位が減らないうちはレバーで水を流すのは控えましょう)

上記の方法でも解消されない場合は手順の(3)~(5)を繰り返し行ってください。 高い位置から排水口へとダイレクトに流し込むことがポイントです。

また、勢いよく流してしまうと水のかさが上がってしまって溢れだす可能性があるので、数回に分けて排水口へ流し込んでください。

ラバーカップやスッポンを使用して対処する

トイレ詰まり対処方法の多くはラバーカップなどの使用を想像するでしょう。 ラバーカップとは、柄の先にドーム状のゴム製カップがついた道具で、ゴムが戻る力によって空気を動かします。それによる水流で詰まりを一気に取り除くことが可能です。 手軽に使えるものとして用意しておくことをおすすめします。

また、適切な方法でないと、詰まりの解消に時間がかかってしまい手間も増えます。 そうならないためにもしっかりとした使用方法を意識しましょう。

1.ビニールシートを使用しトイレを覆う

便座や床に汚水が散乱してしまわないための対処です。 透明のビニールシートなどの中心に穴をあけてそこにラバーカップをあてます。ゴミ袋などを利用することも可能なので、ビニールシートでなくても問題ありません。

2.ゆっくりと排水口に向かって縦に押し込みます

このとき、隙間が空いていないかしっかりと確認してください。 その上で勢いよく引き抜きます。イメージとしては詰まっている物を奥に送り込むのではなく、便器内に引き戻すイメージで行ってください。

3.バケツで水を流す

詰まりが取れたような感触があればバケツを利用しゆっくりと水を流し込んでください。 水位が一定になっていれば詰まりが取れたということなので、溢れてくることはありません。

また、真空式パイプクリーナーなどの道具を揃えておくこともいざというときの安心に繋がるでしょう。 上記の方法を試してもトイレ詰まりが解消しなかった場合は別の原因も考えられるので、専門の業者に問い合わせるのがおすすめです。

トイレットペーパーの芯は流しても大丈夫?

トイレットペーパーの芯は流しても大丈夫?

意外と多いケースがトイレットペーパーの芯を一緒に流してしまうケースです。お子様がいる家庭で多く、いたずらなどによってトイレを詰まらせてしまいます。

万が一トイレットペーパーの芯を流してしまった場合、厚紙でできているため水に溶けて流れていくことはありません。

芯の形状によっては流れていくこともありますが、一度詰まってしまうと専門の業者に依頼して取り除いてもらうことになり、修理費用が発生しかねません。 そうならないためにも、トイレットペーパーの芯は絶対に流さないように家族全員で注意しましょう。

また、万が一落としてしまった場合はゴム手袋などをつけ芯を探しましょう。 水を流していない状況であれば奥まで流れていない可能性があるので、その場で対処できる可能性があります。 目で見て確認できなくても、手を入れたら簡単に取り出せる場合もあるでしょう。

そのほか、バケツやラバーカップ、雑巾、真空ポンプクリーナーなどは全てホームセンターの水回り用品コーナーで購入できるので、トイレ詰まりのトラブルが起こる前に揃えておくと安心です。 トラブルが起きた際は落ち着いた行動と判断が大切なので、慌てず正しい対処法で解決しましょう。

まとめ

トイレットペーパーが原因でトイレが詰まる?なぜ? まとめ

さまざまな方法を試しても一向に解決できない場合は、早急に専門業者へ依頼するのがおすすめです。数十分で駆けつける業者や、夜間・早朝にかかわらず駆けつけてくれる業者もあるので一刻も争うときには大変頼りになります。

以下で、トイレ詰まりで重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 一度に流す量注意する
  • トイレレバーの大小は適切に使用する
  • 正しい対処方法でも解決できない場合は業者へ依頼する
  • トイレットペーパーの芯は絶対に流さない
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