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排水管の水漏れ、つまりはどうして起こる?原因と対処法

カテゴリー:水道管・排水管の水漏れについて

目次

日々の生活で欠かせないものといえば、自宅で使用する生活用水です。生活用水は、キッチン、バスルーム、トイレなどあらゆる場所において使用され、日々の生活を支えています。

そのため、水に関するトラブルが起きてしまった場合、生活のあらゆる場所に影響を与えてしまうので、トラブルには気をつけなければいけません。

今回は、水のトラブルである排水管の水漏れやつまりの原因や対処法について解説します。

排水管の水漏れ、起きるとどうなる?

排水管の水漏れ

排水管は、住居で使用した生活用水を、住居の外に出すために重要な役割をする部位です。排水管がその機能を果たさずに水漏れのトラブルが生じた場合、普段の生活においてさまざまな悪影響があります。

水漏れが起きると、漏れた水が蒸発して室内は湿気が多くなります。湿気によりジメジメとした空気が充満し室内環境が悪化するでしょう。湿気が増えると、室内にある衣類や布団、カーテンなどが湿気を含んでジメッとしてしまいます。また、壁に貼られたクロスが湿気を含んでゴワゴワになってしまい、張り替えをしなくてはいけないケースも出てきます。

そのような事態になった際、部屋の湿度を下げるために行うのがエアコンの使用です。しかし、エアコンで湿度除去をしても、水漏れにより常に湿気が発生しやすい環境になっています。そのため、ますますエアコンを使用し続けるという悪循環におちいります。その結果、電気代も多くかかるのです。

湿気が多くなると発生するのがカビです。湿気のために部屋中、あるいは、建物の資材にカビが繁殖しやすくなり、カビが繁殖した場所は劣化がすすみます。住居の基礎にあたる部分までカビが発生した場合、基礎部分は簡単に修繕・交換ができないため、取り返しのつかない事態になるかもしれません。また、アレルギー体質の人は、カビのためにアレルギー反応が頻繁に起こり、部屋にいるだけで苦しい生活となります。

カビが増えることによって発生するのが、ダニです。ダニの繁殖は人体に影響を与え、皮膚炎などの原因になります。

そして、湿気が多いと出てくるのがシロアリです。湿気の多い場所を好むシロアリは、発生するとその繁殖力でどんどん数を増やします。木材、プラスチック、電気ケーブル、家具、衣類など何でも食べてしまうシロアリは、どんどん居住空間に被害を与えるのです。急激に繁殖したシロアリは、専門業者に依頼しないと完全な駆除は難しいでしょう。

水漏れは、家電にも悪影響を与えるトラブルです。家電は水に弱いため、漏れた水が冷蔵庫などの家電ににかかった場合、故障してしまうこともあります。最悪の場合、家電の故障だけでなく漏電により火災に発展することもあります。

マンションやアパートで水漏れが起きた場合に予想されるケースは、近隣トラブルです。漏れた水が階下の部屋まで流れてしまい被害を与えて損害賠償を求められるケースがあります。一度近隣トラブルを起こした場合、他の住民や住居の大家、管理会社との関係が気まずくなり、その住居を引っ越す人もいるでしょう。排水管の水漏れは、住居のさまざまな箇所に被害を与え、その被害を修繕するために費用がかかり経済的にもダメージを与えることになるのです。

排水管のつまりが起きると、どんなことが起きるの?

どうなる?

排水管の水漏れに比べて発見しにくいのが、排水管のつまりです。排水管のつまりは管の内側で発生して見ることができないため、発見しにくいトラブルです。そのため、つまりが起きた場合、どのような現象が起きるかを把握し、その現象が少しでも出たら早めに対処しなければいけません。

つまりが起きた際に起きる被害は悪臭です。つまりの原因になる物体が排水管のなかで腐ってしまい、その結果、排水口から悪臭が逆流して漂ってきます。この被害が出た場合、生活用水を使用するたびに悪臭をかぐことになるため、日常生活で嫌な思いをすることになります。

1日の疲れをとる入浴時、食べ物を扱うキッチンなどの場所で悪臭が漂っていると、良い気分はしません。悪臭が部屋中にまで漂ってくると、普段の生活にも影響を与えます。そして、一度つまりが生じると、つまりがどんどん促進され、排水管のなかをふさいでしまい水が流れなくなるという現象が起きます。

最終的には悪臭と汚れにまみれた水が逆流する、排水管が壊れて汚い水が漏れてしまうなどの被害が発生します。それにより、逆流した水で汚された場所の清掃、排水管の修理など余計な作業をしなければいけません。

また、排水管は温度や湿度が一定に保たれるようにできているため、虫が発生しやすい環境です。そのような場所につまりの原因となるものが付着すると、それを養分としてハエやゴキブリが繁殖しやすくなります。ハエやゴキブリは害虫なので、不衛生な害虫が大量に発生すれば病気の原因にもなります。害虫を大量に発生させ、日々の生活において健康を脅かす環境づくりを促進させてしまうのが、排水管のつまりの特徴です。飲食店経営の場合、排水管のつまりにより害虫が発生すると、経営的な被害を及ぼします。

水漏れ、つまりが発生する原因は?

排水管の水漏れ・つまりの発生には、原因があります。原因を知ることによって、排水管のトラブルに対処することができるのです。水漏れの原因として最初に考えられるのは排水管の劣化です。ただ水が流れるだけなのであまり負担のかからない排水管ですが、年月が経てば確実に劣化がすすみ、やがて破損します。排水管が家に設置されてどれくらいの期間が経っているのか把握することが大事です。

また、劣化がそれほどすすんでいない新しい排水管であっても、外的要因でダメージを受ける場合があります。外的要因のひとつが地震による振動です。地震が発生した場合、排水管に負荷がかかりダメージを与えるケースがあります。強い震度の場合はそれだけで排水管が故障してしまい、すぐに排水管を交換しなければいけません。しかし、弱い地震の場合はわずかなダメージを与えるだけです。また、弱いダメージが続くことで劣化を促進させて、いつの間にか水漏れが生じているというケースもあります。

また、排水管のつまりは、キッチンの場合は料理に使った油や野菜などのクズが、風呂場の場合は髪の毛などが、排水管につまるのが原因です。キッチンの場合は、油が排水管のなかにこびりついてしまい、そこへ野菜などの食材のクズが流れ、さらに油に付着してしまうというパターンです。揚げ物で使用した大量の油は排水口以外の場所に捨てるなど、普段から用心をしていても排水管のつまりは発生します。

食器などについたわずかな油が、食器洗いをしている際に排水管へ流れ何年もかけて排水管のなかで蓄積され、その結果、つまりが発生するのです。そして、たまった油などが排水管のなかをふさいでしまい、水が流れなくなるというトラブルを発生させます。

排水管のつまりは、一戸建てよりもマンションやアパートなどで起こりやすいといわれています。マンションなどの集合住宅は勾配や落差が小さいために排水がしにくくつまりが起こりやすい構造だからです。

自分でもできる?水漏れ・つまりの解決方法

排水管の結合部分から水が漏れている場合、接合するための部品が緩んでいる可能性があります。緩みをなくすにはナットをしっかりと締めて結合部の緩みをなくさなくてはいけません。この場合、緩まないようにナットをきつく締めてしまいがちですが、力を込めてナットを締めると排水パイプ部分に必要以上の圧力をかけることになり、排水パイプに負荷をかける原因になります。負荷をかけて排水管の破損の原因にならないように、適度な力加減でナットを締めなければいけません。

結合部分をしっかりと締めてもまだ水漏れがする場合は、どこかしらのパーツが劣化・破損していると考えられます。水漏れをしている箇所を見つけて、そのパーツを新品に交換することで水漏れはおさまる可能性があります。部品交換の際に注意するべき点は、必ず交換前のパーツとまったく同じものを使用することです。交換前と違うパーツを無理やり装着すると、再び水漏れするなど故障の原因になります。交換するパーツのメーカーなどを調べて、同じものを用意して交換するようにしましょう。

排水管のつまりを解消するためには、単純に排水管のなかを洗浄してつまりを除去する必要があります。排水管の洗浄は専用の洗浄剤や重曹を用いることで、自分で行うことも可能です。ただその際には、沸騰した熱湯を使用しないよう注意しましょう。温度が高すぎると排水管に負担をかけてしまうため、新しい水漏れの原因になりかねません。そのためお湯を使う場合は排水管に負担をかけない40〜50度程度の温度が適切です。

また、重曹や専用洗浄剤は大量に使用することもやってはいけないことです。大量に使用すると、排水管のなかで石鹸カスなどが付着する可能性があるからです。取り扱い説明書に記載された適量を使用することが、排水管洗浄の際には重要といえます。

排水管の水漏れ・つまりは自分で修復することは可能です。修復に必要な部品や工具もホームセンターやネット通販で入手することができます。しかし、部品の交換などは、排水管の各部分を分解して行うため、慣れていない人にとっては難しいともいえます。一度分解したものを再び元の姿に戻す際、その手順を覚えてなかったため、修復できないといったケースも予想されます。

排水管の水漏れ・つまりが起きた際の確実な修復方法は、専門の業者に依頼をすることです。ほとんどの専門業者は、24時間年中無休で対応していることが多いため、急な故障で困っていても、連絡をすればすぐに駆けつけてくれて修復作業をしてくれます。また、見積もりも無料であることが多く安心して排水管を見てもらうことができます。自宅の排水管の具合が良くない場合、まずは専門業者に連絡をして相談をすることが無難な解決策といえるでしょう。

まとめ

排水管

排水管の水漏れやつまりが起きるとさまざまな被害が発生します。カビやシロアリ、ダニの発生、悪臭などに加え、さらに、近隣の住民とのトラブルなども起きる可能性があります。

排水管の劣化、破損、油や汚れが排水管内にこびりつくのが水漏れ、つまりの原因です。修理、排水管内の洗浄は自分で行うことも可能ですが、確実になおせる方法は、専門業者に依頼することです。

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