原因別の風呂の水漏れ費用について
カテゴリー:お風呂・浴室の水漏れについて
目次
「排水口が詰まってお風呂のお湯が流れない」「蛇口やシャワーから水漏れしている」など、お風呂は水回りのトラブルが起こりやすい場所です。 水回りのトラブルにはキッチンやトイレなどさまざまな場所がありますが、ここでは「お風呂で起こる詰まり・水漏れトラブル」を中心とした修理費用をまとめました。
お風呂では水漏れこそ大きな心配はありませんが、詰まってしまっては一大事ですよね。修理費用の相場を確認して、この機会に一刻も早い修理依頼を出しましょう。
風呂のつまりトラブル
お風呂の排水口はシャワーや浴槽の水が一度に大量に流れるため、詰まっているとあっという間に溢れてしまいます。
また、近年では脱衣所と浴室に敷居がないフラットな構造が主流となっているため、大量の水が溢れれば脱衣所の床まで水が流れ出ていってしまうなど、トラブルの被害も年々大きくなっています。
お風呂の排水口が詰まってしまう原因としては、主に以下のようなことが考えられます。
ゴミや異物が溜まっている
入浴中に流れた髪の毛や油分、石鹸やアクセサリーなどが排水管内に溜まると、排水効率が悪くなり排水口の詰まりが起こります。
排水管内に汚れがこびりついて固まっている
長年クリーニングされていない排水管は、排水管の内側に油分や水垢などの汚れがこびりつき、固まっています。汚れがこびりついた排水管は水の通り道が細くなるため、一度に大量の水を流すと排水が追いつかずに排水口から水が溢れ出します。
下水のトラブル
経年劣化や自然災害によって下水に何らかのトラブルが起こる、正常に排水が行われず排水口から水が溢れ出します。 素人では原因に気がつきにくく、単なる詰まりと勘違いしてしまいやすいため注意しましょう。
お風呂の詰まりが起こる原因は必ずしも1つだけとはかぎりません。 上記のようなトラブルがいくつか重なって重大な詰まりが起きている場合もあるため、排水口から水が溢れてしまった場合は必ず専門業者へ調査・修理を依頼しましょう。
以下では、お風呂の詰まりトラブルの修理費用(目安)をまとめました。
トーラー機を使用した場合の修理費用は15,000円
トーラー機とは、排水管内部へワイヤーを通して詰まりを解消させるワイヤー配管洗浄機をいいます。 お風呂の排水管が詰まる場合はほとんどのケースで手や道具が届かない深い場所でトラブルが起きています。トーラー機は異物の除去や簡易的な洗浄作業ができるため、お風呂の詰まりトラブルでは高確率で使用されます。
修理費用の内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・11,000
トーラー機の使用距離が3m以上の場合、1mあたり2,000円の追加作業費がかかる場合があります。
高圧洗浄機を使用した場合の修理費用は19,000円
排水管内部に汚れがこびりついて固まっている場合やトーラー機では除去できない異物が詰まっている場合などは、高圧洗浄機を使用して修理を行います。築年数が古い住宅や古い排水管を長年使用している集合住宅などでは高圧洗浄機を使った修理となるケースが多いでしょう。
修理費用の内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・15,000円
高圧洗浄機の使用距離が3m以上の場合、1mあたり2,000円の追加作業費がかかる場合があります。
風呂の水漏れトラブル
お風呂では「多少の水が漏れている程度なら気にしない」といった方も多いのではないでしょうか? お風呂で起こりやすい水漏れトラブルには「吐水口からの水漏れ」や「水栓からの水漏れ」、「シャワーからの水漏れ」などがありますが、放っておくと設備の劣化を招き二次被害にも繋がりやすいので注意が必要です。
また、浴室に慢性的に水分が残っているとカビや害虫が発生する原因にもなるので油断は禁物です。以下では、お風呂で水漏れが起こる原因を場所別にまとめました。
吐水口から水漏れする原因
吐水口からの水漏れは蛇口内のパーツが劣化していたり、吐水口のフィルターに汚れが詰まっていることで起こりやすくなります。 水漏れが起こると浴室から水が垂れる音が聞こえてくるため比較的早い段階で気がつくことができますが、大きな被害を受けにくいため軽視されてしまうケースもあります。
吐水口のフィルターに汚れが詰まると流水量が減るなど別のトラブルにも発展しやすいため注意しましょう。
水栓から水漏れする原因
水栓から水漏れが起こる場合はパッキン、スピンドル、スパウトなどの消耗パーツが劣化していることが原因です。 ほとんどの場合、部品交換のみで水漏れを修理することができるので水漏れを発見したときは早めに修理依頼を出しましょう。 消耗部品の劣化が進むと水栓本体へ大きな負担がかかり、ひどい場合は水栓そのものを交換する必要があります。
シャワーから水漏れする原因
シャワーの水漏れは、水栓からの水漏れと同様にシャワー部品の劣化が原因となって起こる場合がほとんどです。シャワー部品や混合水栓の部品交換で水漏れ修理が可能なので、気づいたときに修理依頼を出しましょう。
以下では、お風呂の水漏れトラブルの修理費用(目安)を原因別にまとめました。
部品の緩みが原因の水漏れ
水漏れトラブルのなかでは軽度な症状です。部品交換なしの調整作業のみで修理できる場合が多く、修理費用の目安は8,000円が相場です。
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・4,000円
消耗部品の劣化が原因の水漏れ
耗部品にはパッキン、スピンドル、スパウト、カートリッジなどがあります。これらの部品を交換することで解消できる水漏れの修理費用は8,000円が相場です。
ただし、特殊な作業や部品が必要となる場合は部品調達や作業費に追加費用が発生する場合もあるので、修理依頼を出す際は事前にユニットバスや水栓のメーカー・型番を調べ、業者へ正しく伝えられるようにしましょう。
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・4,000円
単水栓(壁付/デッキ)が原因の水漏れ
単水栓そのものの故障や劣化が原因で水漏れしている場合は、水栓本体を交換する必要があります。水栓の交換で解消できる場合の修理費用は12,000円が相場です。
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・8,000円
混合水栓(壁付/デッキ/ワンホール)が原因の水漏れ
混合水栓とは蛇口とシャワーの水栓が一体化したものをいいます。混合水栓の故障や劣化が原因で水漏れする場合は単水栓と同様に水栓本体を交換する必要があり、修理費用の目安は14,000円です。
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・10,000円
このほか、原因が判明していない水漏れでは別途漏水調査が必要となる場合があります。漏水調査を行う場合は作業費を事前に確認できないため注意しましょう。 ちなみに、基本料金は業者によっても異なりますが、一般的に出張費用や調査費用が含まれています。
風呂の部品交換や取り付けについて
お風呂で水漏れが起こった場合、各部品の交換により解消できる場合がほとんどです。以下では、各部品の交換にかかる費用の目安を分かりやすくまとめました。
シャワーホースの交換・・・8,000円
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・4,000円
排水栓の交換・・・12,000円
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・8,000円
排水ホースの交換・・・12,000円
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・8,000円
フレキシブル管の交換・・・15,000円
費用内訳
基本料金・・・4,000円
作業費・・・11,000円
まとめ
お風呂の詰まり・水漏れは目に見えない部分でのトラブルが原因となるため事前に対処しにくい傾向があります。 トラブルが起きた際は二次被害を防ぐためにも早めの修理依頼を出すようにしましょう。 最後に、お風呂の詰まり・水漏れトラブルで大切なポイントや各種修理にかかる料金をおさらいしましょう。
- お風呂の詰まりは異物や汚れの蓄積、下水のトラブルが主な原因
- お風呂の水漏れは汚れの蓄積や消耗部品の劣化が主な原因
- 詰まりや水漏れは放置すると被害が大きくなるため注意
- 詰まりの修理費用は15,000円~20,000円ほどが相場
- 水漏れの修理費用は8,000円~15,000円ほどが相場
